やりがいを考える
若い頃の私の考えは、大学を出て、会社に就職して、結婚して、そのまま働いていれば
順当に幸せになれると思っていた。
価値観は年を取るごとに変わったのか、社会情勢が変わったから変わったのか
切り分けることはできないが、確実に若い頃の価値観と今は違う状態になっている。
今となっては、自分の価値観と違う状況で、ただただ定年まで働くには時間を無駄にしていると感じるようになった。
情報社会になり、いろいろな生き方を見るうちに、自分の仕事が自分のためになっておらず、お金のためだけに働いているような感覚になった。
若い頃に決めたことだけど、それを一生続けなければならない理由にはならないと思うようになった。
また、価値観が変わる大きな要因となったのは、結婚をしないと決めてしまったことだろう。当初は結婚したいと思って生きてきたが、35歳を過ぎたら、結婚はできないかもなと思うようになり、結婚前に資金を貯めておかなければならないという義務のようなものがなくなった。
貯めたお金は自分のために使うしかないという状況になってしまった。
そうであれば、近年流行りの早期退職、セミリタイアを考えるきっかけになった。
そのような感じで、資金面的には、使用用途がなくなってしまったので
一つの目的は失われてしまった。
現状とは別のやりがいを見つけなければならないという気持ちが
今現在では大きいが、素直に言ってしまえば何もない状況だ。
とりあえずの目標はセミリタイアを目標にして、少し人生の休みを経験して、やりがいを考えないといけないと思っている。
まず手始めに思っていることは、低資金セミリタイアは必至なので、自給自足、DIYなどを考えながら、それでは資金がショートしてしまうと思えるようであれば
在宅ワーク、それでもどうにもならないならアルバイト、それでもどうにもならないなら生活保護、それでもどうにもならないならホームレスと生活スタイルを変えながら
やりがいを見つけていくのも悪くないのでは、なんとかなるのでは?と独身だからこそ思える。老後安泰など絶対にない気はしているので、若いうちに好き勝手やっておかないといけないという思いもある。
年金は確実に少ないので、そこからは我慢して生きていかなければならない気もしている。
何はともあれ、仕事を辞めないと次には進めないかなという
少々行き当たりばったりな考えもあるが、今までは安定を求めてあまり楽しくなかったのだから、これからは、多少のリスクを取っても、好きに生きるということをしなければならなという思いがある。
これからセミリタイアまで、また考えは変わってしまうかもしれないが
当面は「出来るだけ自給自足生活」を目指してみようと思う。
雇われるという生活からは退くのが楽しそうかなと思えている。